歌が上手くなるには何をすればいい?初心者向けボイトレの始め方
歌が上手くなりたいと思ったとき、何から始めればいいのかわからない方は多いです。
「カラオケでもっと気持ちよく歌いたい」
「高音が出るようになりたい」
「音程を外さずに歌いたい」
「声量を出したい」
「自分の声に自信を持ちたい」
歌が上手くなりたい理由は人それぞれです。
ただ、最初に知っておきたいのは、歌は才能だけで決まるものではないということです。
もちろん、もともと声が出しやすい人や、音感が良い人もいます。
でも、歌は発声、呼吸、音程、リズム、言葉、表現など、いくつかの要素が重なってできています。
そのため、今の時点で歌に自信がなくても、正しい方向で練習していくことで少しずつ変わっていく可能性があります。
この記事では、歌が上手くなるには何をすればいいのか、初心者の方にもわかりやすく解説します。
歌が上手くなるには、まず「何が苦手か」を知ることが大切
歌が上手くなりたいと思ったとき、いきなり難しいテクニックを練習するよりも、まず自分が何に悩んでいるのかを整理することが大切です。
一言で「歌が上手くなりたい」と言っても、悩みは人によって違います。
- 音程が安定しない
- 高音が出ない
- 声が小さい
- リズムがずれる
- 声が裏返る
- 喉が疲れやすい
- 歌に表情がつかない
- 自分の声が好きではない
悩みが違えば、必要な練習も変わります。
高音が出ない人に必要な練習と、リズムが苦手な人に必要な練習は同じではありません。
音程が不安定な人と、声量が出ない人でも、見るべきポイントは変わります。
だからこそ、歌が上手くなるためには、まず自分の課題を知ることが大切です。
「自分は何が苦手なのか」
「どこで歌いにくくなるのか」
「どんな曲で悩みやすいのか」
そこを整理すると、練習の方向が見えやすくなります。
歌が上手い人は、声だけでなく全体のバランスが良い
歌が上手い人というと、声が大きい人や高音が出る人をイメージするかもしれません。
もちろん、声量や高音も歌の魅力のひとつです。
でも、歌の上手さはそれだけではありません。
歌が上手いと感じる人は、いくつかの要素のバランスが整っています。
- 音程が安定している
- リズムに乗れている
- 声が無理なく出ている
- 言葉が伝わる
- 強弱や表現がある
- 曲の雰囲気に合った歌い方ができる
高い声が出ても、音程が不安定だと歌は不安に聞こえます。
声量があっても、リズムがずれていると曲に乗りにくくなります。
逆に、ものすごく派手な声ではなくても、音程・リズム・言葉・表現が整っていると、聞きやすく魅力的な歌になります。
歌が上手くなるためには、一つの要素だけを追いかけるのではなく、全体のバランスを整えていくことが大切です。
発声を整えると歌いやすくなる
歌が上手くなるために大切な要素のひとつが発声です。
発声とは、声の出し方のことです。
喉だけで頑張って声を出していると、歌っている途中で疲れたり、高音が苦しくなったり、声がかすれたりしやすくなります。
発声が整ってくると、次のような変化が出やすくなります。
- 声が出しやすくなる
- 喉が疲れにくくなる
- 高音が少し楽になる
- 声量が出しやすくなる
- 音程が安定しやすくなる
- 自分の声に自信を持ちやすくなる
初心者の方は、まず「喉だけで頑張りすぎないこと」を意識してみましょう。
歌うときに首やあご、舌に強い力が入っている場合、声が出にくくなっていることがあります。
発声練習では、余計な力を抜きながら、声が自然に出る感覚を少しずつ探していきます。
呼吸は「たくさん吸う」より「安定して流す」ことが大切
歌といえば、腹式呼吸をイメージする方も多いと思います。
もちろん、呼吸は歌にとって大切です。
ただし、初心者の方がよく勘違いしやすいのが、「たくさん息を吸えば歌いやすくなる」という考え方です。
息をたくさん吸っても、力んでしまったり、息を一気に吐きすぎたりすると、かえって歌いにくくなることがあります。
歌で大切なのは、息を大量に使うことではなく、必要な分だけ安定して流すことです。
息が強すぎると、声が不安定になったり、喉が締まったりすることがあります。
反対に、息が足りなさすぎると、声が細くなったり、フレーズの最後が苦しくなったりします。
呼吸は、声を支える土台です。
吸う量だけでなく、吐き方や身体の支え方も大切です。
音程を安定させるには、耳と声の両方を育てる
歌が上手くなりたい方の中には、音程に悩んでいる方も多いです。
「音を外している気がする」
「正しい音がわからない」
「カラオケで音程バーに合わない」
「自分の声が合っているのか不安」
音程を安定させるためには、耳と声の両方が大切です。
まず、正しい音を聴き取る力が必要です。
そして、その聴き取った音に自分の声を合わせる力も必要です。
どちらか片方だけでは、音程は安定しにくくなります。
初心者の方は、まず短いフレーズを真似する練習から始めるのがおすすめです。
難しい曲を最初から通して歌うよりも、短いメロディをゆっくり確認する方が音程は整えやすいです。
また、自分の歌を録音して聴いてみることも役に立ちます。
歌っているときの感覚と、実際に聞こえている声が違うことはよくあります。
録音を聴くことで、自分の癖に気づきやすくなります。
リズムに乗れると歌は一気に上手く聞こえる
歌が上手く聞こえるかどうかには、リズムも大きく関係しています。
音程が合っていても、リズムがずれていると曲に乗れていない印象になります。
逆に、声がものすごく派手ではなくても、リズムに乗れていると歌は気持ちよく聞こえます。
特にポップス、ロック、ゴスペル、R&Bなどでは、リズムの感じ方がとても大切です。
初心者の方は、まず曲の拍を感じるところから始めてみましょう。
- 手拍子をする
- 足で軽く拍を取る
- 歌詞をリズムに合わせて読む
- メロディを歌う前にリズムだけ確認する
リズムは、頭だけで考えるより、身体で感じる方が身につきやすいです。
歌う前に軽く身体を揺らしたり、拍を取りながら歌詞を読んだりするだけでも、歌いやすさが変わることがあります。
歌詞をただ読むのではなく、言葉として届ける
歌が上手く聞こえる人は、音程やリズムだけでなく、言葉の伝え方も上手です。
歌詞をただ音に乗せるだけではなく、言葉として届けています。
同じメロディでも、言葉の意味を感じて歌うと、表現が変わります。
たとえば、嬉しい歌詞なのか、切ない歌詞なのか、力強い歌詞なのかによって、声の出し方やニュアンスは変わります。
初心者の方は、まず歌詞を普通に読んでみるのもおすすめです。
歌う前に、歌詞を声に出して読んでみる。
どの言葉を大切にしたいか考えてみる。
どんな気持ちで歌う曲なのかイメージしてみる。
それだけでも、歌が少し自然になります。
高音を出すには、力で押し上げないことが大切
歌が上手くなりたい方の多くは、高音にも悩みます。
「高い音になると喉が苦しい」
「サビで声が裏返る」
「原曲キーで歌えない」
「力を入れているのに高音が出ない」
高音は、力で押し上げれば出るものではありません。
むしろ、力を入れすぎると喉が締まり、高音が余計に出にくくなることがあります。
高音を出すためには、息の量、声帯の使い方、響き、母音の形などを少しずつ整える必要があります。
最初は、大きな声で高音を出そうとするより、小さめの声で楽に出せる感覚を探す方がおすすめです。
また、裏声を丁寧に練習することも大切です。
高音は、地声だけで無理やり押し上げるより、裏声とのつながりを作っていくことで出しやすくなることがあります。
自宅でできる歌の練習方法
歌が上手くなるためには、レッスンだけでなく、自宅での練習も大切です。
ただし、長時間無理に歌い続ける必要はありません。
初心者の方は、短い時間でも良いので、丁寧に練習することをおすすめします。
リップロール
唇を震わせながら声を出す練習です。
喉に力が入りすぎているとやりにくいため、余計な力を抜く練習にもなります。
ハミング
口を閉じて「んー」と声を出す練習です。
響きを感じやすく、声を無理なく出す感覚を探しやすい練習です。
短いフレーズ練習
好きな曲をいきなり全部歌うのではなく、短いフレーズだけを繰り返し練習します。
音程、リズム、言葉を丁寧に確認しやすくなります。
録音して聴く
自分の歌を録音して聴くことで、歌っているときには気づかない癖に気づきやすくなります。
最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、上達にはとても役立つ練習です。
歌の練習でやりすぎに注意したいこと
歌が上手くなりたいと思うほど、たくさん練習したくなるかもしれません。
でも、声は身体を使うものです。
無理に練習しすぎると、喉を痛めてしまうことがあります。
次のような状態があるときは、練習を休むことも大切です。
- 喉が痛い
- 声がかすれる
- 歌うとヒリヒリする
- 普段の声も出しにくい
- 首や肩に強い力が入る
上手くなるためには、頑張ることも大切です。
でも、喉に無理をさせ続けることは逆効果になる場合があります。
調子が悪い日は、無理に歌わず、曲を聴いたり、歌詞を読んだり、リズムを確認したりするだけでも練習になります。
独学で歌は上手くなる?
独学でも、歌が変わることはあります。
今は動画やSNSで、発声や歌い方の情報をたくさん見ることができます。
リップロール、腹式呼吸、ミックスボイス、ビブラート、リズム練習など、役に立つ情報も多いです。
ただし、発声は人によって感覚が違います。
同じ練習でも、合う人と合わない人がいます。
動画で説明されている感覚を真似しているつもりでも、自分の声では違う使い方になっていることもあります。
独学で伸び悩みやすいのは、次のようなときです。
- どの練習が自分に合っているかわからない
- 喉が締まる原因がわからない
- 音程が外れている理由がわからない
- 高音の出し方で混乱している
- いろいろな理論を見すぎてわからなくなっている
独学は悪いものではありません。
ただ、自分の声に合った練習を見つけることが大切です。
もし情報が多すぎて混乱している場合は、ボイストレーナーに声を見てもらうのも良い方法です。
ボイトレでは何をする?
ボイトレでは、今の声の状態を確認しながら、歌いやすくするための練習を行います。
初心者の方の場合、まずは次のようなことを見ることが多いです。
- 声の出し方
- 喉の力み
- 呼吸の使い方
- 音程の取り方
- リズムの感じ方
- 高音や低音の出しやすさ
- 曲の歌い方
ボイトレは、怒られたり、歌の上手さを審査されたりする場所ではありません。
今の声の状態を整理しながら、少しずつ歌いやすい方向を探していく時間です。
初心者の方でも、歌に自信がない方でも、まずは今の声を知ることから始められます。
U.P.voiceについて
U.P.voiceでは、初心者から経験者まで、一人ひとりの声に合わせたボイストレーニングを行っています。
高音が出ない、音程が取れない、喉が疲れやすい、声量が出ない、カラオケで気持ちよく歌えないなど、歌の悩みに合わせて発声を整理していきます。
大切にしているのは、ただ一つの正解を押しつけることではありません。
その人の感覚や声の状態に合わせて、発声・身体の使い方・響き・リズム・表現を総合的に見ながら、無理なく声を育てていきます。
「歌が上手くなりたい」
「自分の声に自信を持ちたい」
「高音を楽に出したい」
「カラオケで気持ちよく歌いたい」
そんな方でも、まずは現在の声の状態を確認しながら、少しずつ歌いやすい感覚を探していきます。
まとめ|歌が上手くなるには、自分の声を知ることから始めよう
歌が上手くなるには、ただ何度も歌うだけではなく、自分の声の状態を知ることが大切です。
発声、呼吸、音程、リズム、言葉、表現など、歌にはいくつかの要素があります。
その中で、自分がどこに悩んでいるのかを整理すると、練習の方向が見えやすくなります。
最初から完璧に歌える必要はありません。
高音が出なくても、音程に自信がなくても、リズムが苦手でも、少しずつ整えていくことはできます。
大切なのは、無理に喉で頑張ることではなく、自分の声に合った使い方を見つけていくことです。
歌が上手くなりたいと思ったら、まずは自分の声を知るところから始めてみてください。
U.P.voiceの体験レッスンはこちら
歌が上手くなりたい、カラオケで気持ちよく歌いたい、自分の声に自信を持ちたい方へ。
U.P.voiceでは、一人ひとりの声に合わせて、無理なく歌いやすい発声を一緒に探していきます。
初心者の方でも大丈夫です。
現在の声の状態を確認しながら、発声・響き・身体の使い方・リズム・表現を整理していきましょう。
この記事を書いた人
宇野雄一朗|ボイストレーナー/U.P.beat代表
ボイストレーナーとして、初心者から経験者まで一人ひとりの声に合わせたレッスンを行いながら、ゴスペルサークルU.P.beatを運営。
バンド活動ではインディーズデビュー、Zepp Tokyo・横浜BLITZなどでの出演を経験。
現在は、U.P.voiceで個人ボイストレーニングを行いながら、千葉・横浜・船橋・池袋などで初心者でも楽しめるゴスペル・合唱の場づくりを行っています。
「歌うことをもっと日常に」をテーマに、声を出す楽しさと、自分の声を信じられるようになるレッスンを大切にしています。
